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農畜産施設におけるリフレクティックス

農畜産施設におけるリフレクティックス

リフレクティックスは、農業・畜産関係の施設においても

絶大な効果を発揮しており、幅広く普及しています。

” ブラックグローブ効果 ” という自然現象を耳にした事はありませんか?

食用動物の体重が停滞したり、生産性が悪化する原因の一つで、

気温が25度を超えると起こるストレス現象です。

夏になり外気温が高くなるにつれ、動物たちの体温も上昇します。

そのため、自ら体温を下げようと汗をかき、呼気で熱を外に逃がそうとします。

このように、動物たちの体には元々備わっている放熱の機能がありますが、

さらに体温が上がることで、放熱のコントロールができなくなってしまいます。

これらの高温による健康状態の悪化原因を総称して、ヒートストレスと言われます。

動物たちがストレスを感じ始める温度

乳牛は、原産国が夏でも涼しい欧州北部。

ヒートストレスを受けやすく、気温が22℃以上になると呼吸数が増え始めます。

27℃で鶏がストレスを感じ始め、豚は成長に伴って、

30℃前後から16℃前後へと快適に感じる温度が低くなっていきます。

体温があがるだけでなく、飼料にカビが発生し破棄になってしまうことも・・・。

日本のような高温多湿の環境下では、ヒートストレスが起こりやすく

濃畜産業界に多大な経済的損失をもたらします。

リフレクティクスによる効果

では、リフレクティックスを導入することによって、

どのような効果が得られているのか挙げていきましょう。

リフレクティックスの導入と共に動物たちのヒートストレスが緩和され、

餌をよく食べるようになり、体重は増加傾向にあるようです。

牛舎では牛乳生産率が10%、受胎率は25%上昇、

養鶏場では卵殻の質が良くなり、卵の比重も大きくなったそうです。

少し話がズレますが、椎茸栽培ハウスでは冬の灯油の使用量が1/3に減ったという報告もあります。

どんな生き物にも適性温度や環境があり、それを維持するには莫大な費用がかかります。

長い目で見た時、リフレクティクスの施工によって光熱費の削減だけでなく

食用動物たちの生産率や出荷率もあがるとなると魅力的に感じますね。

皆さんが、リフレクティクスについて考えるきっかけになれば嬉しいです。